初心者向け。コインマーケットキャップの見方

初心者向け。コインマーケットキャップの見方


     

初心者向け。コインマーケットキャップの見方

初心者向け。コインマーケットキャップの使い方。

検索力こそ生きる力になっている昨今。
グーグルのパーソナライズは実際いまいち機能していません。
本当に知りたい情報は自分で”キーワード”を見つけるしかありません。
私の動画はキーワードの提示のつもりでわざと説明もなく
正式名称で喋ったりします。

クリプトカレンシーに投資をする上で
コインマーケットキャップの存在は欠かせません。
マーケットキャップとは時価総額のことで、
流通価格と発行枚数の積で表現されます。
日本のじゃぶじゃぶ不換紙幣はどれだけ財政出動をしても
一向にインフレにならないわけですが、
東証一部上場企業が新規株を発行したら株価は下がりますし、
クリプトのスタートアップがトークンを発行し
資金調達を行えば価格は下落します。
あるトークンが1円でも1ドルでも価格だけではなんの意味もなく
発行枚数を考慮に入れたマーケットキャップを見なければいけないわけです。

コインマーケットキャップはこのようなサイトです。
上にある小さな情報が割と重要です。

登録されているコインの種類
取引所の数
全ての時価総額の総和
24時間の出来高
ビットコインとイーサリアムとその他コインの比率
イーサのガス代

初心者の方はビットコインくらいしか知らないと思いますが
世界中で既にこんなにたくさんのトークンが流通していて、
市場規模が2トリリオンダラーになっています。
投機だとかバブルだとか詐欺だとか、
そういう認識は10年古いです。
私たちは新しいネットインフラの黎明期に立っています。

上からざっくり解説します。

時価総額1位 ビットコイン
最初に生まれたクリプト。
分散型台帳技術により改竄不可能なデータ保存を可能にし、
価値の保存や送信なできるデジタルゴールドと呼ばれている。
総発行枚数が21M枚と決まっていて、世界のじゃぶじゃぶ通貨が
ここに移動している。
しかし実際そのトランザクションは遅く、
データの種類や容量も小さいので、
既に多くの代替品が出現しているが
知名度のみで信頼されている。
クリプトといえばビットコインであり、
その他はアルトコインと呼ばれます。

時価総額2位 イーサリアム
ビットコインと比べて多くの情報を保存できるようになったトークン
スマートコントラクトという技術により、
ネットワーク上にプログラムを組むことができるようになり、
簡単に言うと”自動販売機”を可能にしたトークン
ビットコインがみんなのコンピュータパワーで送金をするのと比較して、
イーサリアムはみんなのコンピュータパワーを使ってアプリを動かせる。
このような分散型ネットワーク上に存在するアプリのことをDapps(ダップス)といい、
その中でもトークンのスワップを行えるような分散型取引所のことをDex(デックス)という。
イーサリアムの登場により分散型金融(DeFi)が発達し、
トークンの貸し借り、
取引所への流動性提供、
など金融業務に必要なものを提供するとインセンティブが得られる仕組みになっていて、
2021年にはNFTが2022年にはメタバースがキーワードとなり、
ほぼ全てイーサリアムのスマートコントラクトによってコンテンツが作られた。
その結果イーサリアムネットワークが渋滞し、
トランザクションコスト(ガス代)が増大し、
遅くて高いけれどイーサを使うしかない状況が多く発生した。
イーサ自体の改良も進みつつあり、
イーサの問題解決を達成できるトークンも数多く生まれているが、
現状はほぼ全ての分散型サービスはイーサリアムの上で行われている。
イーサリアムチェーンはERC20と表記される。

時価総額3位 バイナンスコイン
世界一位の規模を持つ仮想通貨取引所のバイナンスが発行するコイン
使われ方はイーサリアムと同じだが、バイナンスは中央集権的なので、
トランザクションが早くガス代が安い。
世界各国に規制されがち注意受けがちなバイナンスだが
イーサの極悪なガス代からの逃げ道として
バイナンスチェーン(BEP20)が現状最良の選択肢になっている。

時価総額4位 USDT(テザー)
テザー社の資産に担保されたUSドルのステーブルコインである。
基本的にはERC20トークンなので送金には向かない。
様々な決済手段やわかりやすい利確先として、
また、一番流通しているステーブルコインとして信用されている
が、こちらもまた規制や注意喚起が絶えず、
テザー社という実態を伴っているため攻撃を受けやすい。

時価総額5位 Solana(ソラナ)
ETHの持つ課題
それを中央集権的に解決しているBNB
SOLはETHの問題を解決しつつ分散を維持できているネットワークです。
2020年3月にローンチし秒間5万トランザクションと安いガス代を
レイヤー2ソリューション無しで可能にしていて、
BTCとETHの採用していたコンセンサスアルゴリズム
”プルーフオブワーク”に変え
“プルーフオブステイク”を採用したことによって
多くの問題を解決しつつ分散性を保つことができている。
独自の特徴として”プルーフオブヒストリー”というものがあり
バリデータ間で、PoSの外で共通の”時計”を持つことにより
ブロックが完成しない間に次のブロックを作り始めることができる。

PoSに参加するためにはコンピュータパワーを提供するのではなく
SOLトークンを預けるだけで預金のようにSOLが増えていく。

ソラナ専用のウォレットは、ファントムウォレットというものです。

時価総額6位 ADA(エイダ)
ソラナと同じくしてイーサの課題を解決するプラットホームとなり得るトークンの一つ。
PoSによって安く早いトランザクションを可能にしている。
しかし開発時間が非常に長く、2017年から研究論文の査読を重ね
今年やっとのことでスマートコントラクト機能を実装。
既に多くのバリデーターによって分散化がなされ、
パブリックブロックチェーンとして自律的に機能しているが、
ETHやBNBやSOLと比べてまだADAの上に作られているコンテンツは少ない。
しかし近い将来世界中で使われるネットワークになり得るのがADAである。
ADAの課題として、クリエイター(プログラマー)の確保、
国との交渉や説明、稼働中の事故やハッキングの防止など、
軌道に乗ればETHを抜き去るポテンシャルを秘めている。

2021年はDeFiとNFTの年でした。
2022年はPlay to Earnとメタバースの時代。
それらを乗っけるプラットホームはETHとBNBとSOL
ADAがそこに関われるかどうか。
ETHがPoSに移行できるかどうか。
また新しいトークンが躍進するか、問題が生まれるか、
規制が強化されるか。
先のことはわかりません。
前にも言いましたがプラットホームの価値はその上に乗っかるコンテンツの価値で決まります。
税金とガス代はほぼイコールです。
クリプトは新しい形の国だと思って、
余剰資金は必ずクリプトに振り分けるべきです。

少額の定期積み立てガチ保推奨です。

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